信濃毎日新聞:2003/6/4付け記事より



更埴市小島の薬剤師、田崎研治さん(53)が6日から、 壁に掛けたりする陶板作品を並べ

た「陶板画と陶板時計展」を、長野市西之門よしのやで開く。

鮮やかな色彩の抽象画を描いた陶板や、「実用性も備えた飾り物に」と時計を組み合わ

せた陶板時計を展示する。

陶芸を始めて7年目という田崎さんの自信作だ。


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田崎さんは、20年来学んでいるお茶の指導者から誘いを受けて、陶芸教室に通い始め

た。

陶板は「焼き物でも、あまり人のやらないものを」と取り組んだ。

そのうちに「穴を開ければ時計にもなるのでは」と、時計を組み込んだ陶板時計も作るよ

うになったという。

陶板用の粘土を乾燥させたり、絵付け、素焼きなど、作品を仕上げるまでに三ヶ月ほどか

かる。

「最近は千度くらいの低めの温度で焼くので、色むらが少なくなり、鮮やかな色が出るよ

うになった」

と話す。

8日まで開く今回の個展は、40点を展示。

作品の抽象画のテーマは「天国」で、「天国だったら花はどんなふうに咲くのか、と思いめ

ぐらしながら描いた」。

また、陶板時計は、これまでに2回開いた個展では主に女性に人気だったという。


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